【都市伝説】後頭部にもう1つの小さな顔があり、邪悪な人格を持っていたと言われる「エドワード・モードレイク」の物語 (3/4ページ)
彼の容姿は目を引くほどに魅力的で、通常の顔は、ローマ皇帝ハドリアヌスの愛人として寵愛を受けた男性、アンティノウスのようだった。
だが、彼の後頭部にはもう1つの顔があった。それは夢のように美しく、悪魔のように醜い少女の顔であった。少女の顔は「後頭部のわずかな部分を占めているだけだったが、そこには明らかな知性が宿っており、それは悪意に満ちた類の知性だった」という。
モーデイクが嘆き悲しむ時、もう1つの顔は冷笑したりにやけたりした。その目は絶えず周囲の人々の動きを追い、唇は絶えず動き続けた。その口から声を発することはなかったが、モーデイクはこの「悪魔の双子」が夜になると彼に忌々しいの憎悪に満ちた言葉をささやくので、眠ることができないと訴えていた。
モーデイクは、「悪魔の双子は決して眠らず、地獄でしか語られないようなことを永遠に語りかけてくる。先祖が犯した許されざる悪事によって、私はこの悪魔と共に生きることを強いられているに違いない。私は死んでもかまわない、どうかこの悪魔を私の体から取り除いてくれ」と、医師のマンヴァーズとトレッドウェルに懇願した。
だがその願いはかなわず、モーデイク注意深く監視されていたにも関わらず、どこからか毒を手に入れ、それを用いて自ら命を絶った。
モーデイクが残した遺書は、「もう1つの顔が死後に私にささやかぬように、埋葬の前に破壊してくれ」というものだった。
モーデイクの希望に従い、彼の遺体は荒れ果てた墓石も墓標もない場所に埋められた。 2つの顔をもつモーデイクの話は都市伝説かもしれないが、多大に脚色を加えられただけで、元となる人物はいた可能性もある。