芸能界引退!乃木坂46大園桃子が「涙」と共に歩んだアイドル人生と成長 (2/3ページ)
しかし、Wセンターという形でそれも当時から握手会などでも人気メンバーの与田祐希と組ませたことは、3期生の存在を幅広く認知させるという意図もあっただろうが、当時はまだ心身的にも脆弱さを見せていた大園の負担を軽減するという運営側の配慮も大いにしてあったのだろう。
結果として、久保史緒里、山下美月、岩本蓮加、梅澤美波ら3期生メンバーの選抜入り(山下に関してはセンターも経験)を始めとした今現在の乃木坂46の中核へと成長した3期生の活躍を見れば、大園と与田の功績は大きいと言える。
これに関して、『BRODY 2021年2月号』(白夜書房)において3期生メンバーが当時を振り返っているのだが、その言葉で共通しているのは2人のセンター抜擢が3期生の意識を変えるターニングポイントであったということ。与田、そして大園が先人を切って引き受けたことは3期生を良い方向へ動かしたことは紛れもない事実だ。
大園は冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)初登場時や、グループの登竜門とされる舞台『3人のプリンシパル』の囲み取材では自信のなさから多くの涙を流し、周囲の人間が心配してしまいそうなほど、不安定なメンバーだった。