無料VR展示も!渋沢栄一が生きた時代の青色に注目した企画展「北斎・広重の浮世絵に見るジャパンブルー」 (3/4ページ)
空や海といった空間を表現するのに最適なベロ藍の登場は、とりわけ風景画の表現の幅を広げ、この時代、北斎・広重の名作が多数生まれることになります。青は、時代の流行色となったのです。
訪日外国人に衝撃!神秘的な青に彩られた江戸の暮らし衣料品や陶磁器、そして浮世絵版画など、江戸時代の庶民の生活は質素でありながら、さまざまな青色で彩られていました。このことは、明治期に来日した外国人たちの目にも印象深く映ったようで、彼らの記録にも残っています。
「ジャパンブルー」という言葉を最初に用いたのは、お雇い外国人として日本にやってきた英国人化学者のロバート・W・アトキンソンだと言われています。
浮世絵、パリへ 世界の人々を魅了したブルー栄一が使節団として派遣された第2回パリ万国博覧会(1867年)は、浮世絵が本格的に世界に紹介された初めての機会とされており、ここからジャポニスムの気運が高まっていきます。
ヨーロッパの人々は、浮世絵に見られる奥深い青を、歌川広重の名を冠した「ヒロシゲブルー」と呼んで称賛します。日本が世界に開かれていく時代、日本の職人の高度な技術によって、ヨーロッパ発祥の絵具の魅力が再発見されることになりました。
本企画展のVR展(日本語版/英語版)では、世界中の文化施設で導入されているMatterport(マターポート)のサービスを活用し、パソコンやスマートフォンの簡単な操作で、世界中どこからでも展示が楽しめますので、ぜひチェックしてみてください。