東京 銀座や丸の内、日本橋…浮世絵で見て歩く華やかな明治時代の洋風建築 (2/3ページ)
三井ハウスの横に描かれているのは三井一族経営の越後屋呉服店。現在の日本橋三越本店である。
この場所は駿河(現在の静岡県中部)の富士山を臨むことができ、その眺望は江戸一と言われていたために「駿河町」と名付けられた。
ここから京橋・銀座方面に歩いていくと日本橋が見えてきた。
「東京日本橋風景」歌川芳虎(国会図書館デジタルコレクション)
日本橋一帯は江戸時代初期から陸海運の要衝として大きな役割を担い、人と物が行き交う江戸の交易地点として賑わい発展した。
五街道は明治になると廃止されたが、国道と名称を変えて健在。日本橋も江戸の頃と変わらず東京の交通・物流の要衝として賑わいを見せている。変わったことといえば橋の上を馬車が走り始めたことだ。
この絵の日本橋は幕末に架けられたものだが、このあと東京でどんどん増加する馬車や人力車に対応した西洋式の木橋に架け替えられ、その後現在の石橋へと姿を変える。