続く捜査では、フセインが闇サイトにアクセスしたことが判明したが、パスワードの提供をフセインが拒否したことから、どのようにオカルトに魅了されたのかという詳細までは捜査員らは掴むことができなかった。

　しかし、逮捕に至っていなければ間違いなく次の犠牲者が出ていただろうと、サイモン・ハーディング捜査主任は話している。

British teen found guilty of murdering sisters in demonic pact to win lottery

普通の人には理解しがたいですが、まるで映画のような事件です。姉妹殺害後、すぐに別の殺人に走らなかったのは、おそらく怪我をしてしまった手が実行を防いだのでしょう。

　実は、過去に自閉症と診断されていたフセインは、「非常に過激な若者」として2017年にイギリスの過激主義更生プログラム施設に送られていた事実があるようだ。

　しかし、この時にはメンタルヘルスとの関連性が見つけられず、フセインは1年後に問題なしとされ施設から釈放されていたという。・2人の娘を失った母、気丈に取材に応える
　裁判所に姿を見せたビーバーさんとニコールさんの母ミナ・スモールマンさんは、以前は英国国教会の大執事だった。

　取材では、2人の娘を失った悲しみを堪えながら、このように気丈に胸の内を語った。

私の娘たちは、とても強く素晴らしい女性でした。

娘を失うことは、人の信仰を揺るがすには十分です。でも、私は幸いにもまだ神の存在を信じています。

とはいえ、どの親も我が子が自分より先に、しかも同じ日に3人のうちの子供の2人が殺害されるなんていうことは、予想もできず、理解をはるかに超えていることでしょう。