日本人の“大坂なおみイジメ”止まらず…敗戦で非難が加速「人選ミス」 (1/2ページ)

まいじつ

(C)action sports / Shutterstock
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東京五輪の開会式にて、聖火ランナーのアンカーを務めたテニスの大坂なおみ選手。その姿は堂々たるものだったが、なんとネット上では、彼女を聖火ならぬ烈火のごとく叩く勢力が見られている。

「大坂選手はBLM運動に共感を示すなど差別反対メッセージを発していますが、どうやら日本には、〝反差別〟という当たり前のことも気に入らない人々が存在するようです。特に保守的な人にはその傾向があり、某ニュースサイトのコメント欄は大坂選手の話題を伝える度に〝叩きコメント〟で溢れ返っています」(WEBニュース編集)

これは今回の聖火ランナーも例外ではなかった。実際に大坂選手が登場したニュースのコメントを覗いてみると、ここで紹介するのもおぞましいほどの書き込みが大量に散見できる。「聖火ランナーを務めさせるべきではなかった」との意見が噴出し、「吉田沙保里が良かった」などと勝手に〝代替案〟を挙げるユーザーまで出る始末だ。

「吉田が出ていれば、それはそれで叩かれていたでしょうね。彼女はタレント化し、下着モデルをやるなど〝真面目な日本人〟が顔をしかめそうな活動をしていますから。こういう人は五輪反対派を『何にでもケチを付けたい非国民』かのように言っていましたが、彼らこそが吉田だろうが大坂選手だろうが叩きたいだけの人間ですよ」(同編集)

“多様性”という大会意義を理解できない一部の日本人

そもそも、今回の大会・開会式コンセプトを考えれば、大坂選手以上の適任者はいなかったと言っていいだろう。

「開会式の演出を見ても感じ取れるように、今大会で大きなテーマの一つだったのは〝多様性〟。日本人の母とハイチ系アメリカ人の父を持ち、メジャー大会を何度も制している世界的アスリートにして金メダルもあり得た大坂選手は、これ以上にないほど適任です。現役選手が最終走者を務めるのはあまりないことですが、評論家やジャーナリストの間では、大会組織委員会の会長であり、自身も選手出身であった橋本聖子氏のアイデアだと言われています」(ジャーナリスト)

結局、批判している人々の根底にあるのは〝差別意識〟だ。

「先日、サッカー仏代表2選手が、日本人の容姿を揶揄する差別発言動画の流出で、国際的な非難を受けました。

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