侍ジャパン外れた日本ハム・中田、成績以外にも大きな役目? 大不振でも球団がクビにしなさそうなワケは (1/2ページ)

リアルライブ

中田翔
中田翔

 “元侍ジャパンの主砲”中田翔内野手が、復活への第一歩を踏み出した(7月28日)。広島とのエキシビションマッチで、レフト線を弾丸ライナーで破る二塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。

 「中田には侍ジャパン再招集の話があったんです。プレミア12大会(2019年)で外国人投手特有の動くボールに対応できる選手が少なく、前WBC大会の主砲だった中田の名前が浮上してきました。でも、今季は開幕から不振で…」(球界関係者)

 中田は27日の同カードでもヒットを放っているが、表情は冴えない。試合後の共同取材でも、「(先制打を打ったのは)フォークボールかな。もっと状態を上げていけるように」と、淡々と返すだけ。2日間の状態を見る限り、腰痛は解消されたようだが、ちょっと強気な中田節は聞かれなかった。

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 昨季、自身3度目の打点王にも輝いた。ここまでの成績は、打率1割9分3厘、打点13(39試合)。不振の原因だが、「腰痛ではなく、メンタル的なもの」と指摘する声が多い。

 「今年のキャンプ、オープン戦を振り返ると、巧く調整できなかったみたい」

 そう指摘する声も多い。しかし、中田も14年目を迎えたプロであり、ベテランだ。猛チャージを掛け、開幕戦に臨んだが、空回りしてしまったようだ。

 故・衣笠祥雄氏が「スランプ」について、こんな風に評していた。

 「結果が出ないのは技術不足。結果が出ない状況が続くと、気持ちが萎えてしまう」

 故障についても思い詰めてしまうと、やはり気持ちが萎えてしまう。故人は「心技体」という言葉を大切にしていたが、中田もそんな状態にあるのだろう。

 「中田は3年契約の最終年を迎えました。来季33歳になる中田が複数年契約を再び結ぶことは考えにくい。かといって、フリーエージェント権を行使して新天地を求めることも、現時点では考えにくい」

 パ・リーグの試合を担当することの多いプロ野球解説者がそう言う。

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