つら……。隣の席の人がにおう時の対処法 (2/2ページ)

マイナビウーマン

その56.2%のうちの31.2%が「他人のニオイが気になる」で、職場における他人のにおい問題はある程度認知されているといえます。

■スメハラへの個人対応策はあるのか?

正直、個人でどうにかするのは荷が重いので、上司及び会社での対応に持って行く方が望ましいです。しかし、それはそれで「どう相談しよう……」と悩む部分もあるので、個人でできる取り組みを考えてみましょう。

まずは、デオドラント商品を、貸す!!! です!!! 正直、できることはこれくらいなのでは……という苦肉の策です。自分も使うついでに「〇〇さんもこれ使ってください!」と元気よくシートを渡す、スプレーを渡す……です。

もう少し陰湿なパターンは、相手が来ていないタイミングでデスクにデオドラント商品を置いておく「ごんぎつね」形式もありますが、バレた時の気まずさは段違いです。

また、相談者さんのように汗と合わさったたばこのにおいが気になるなら、においの少ない電子タバコや加熱式たばこをそれとなく勧めてみるのもひとつの手かもしれません。

■じゃあ、どうする!? スメハラ対応

個人対応は難しいし、現実的ではありません。では、どうするかですが、やはりチームや部門、社としての対応を求めていくのが最もハレーションが少ないでしょう。まずは、業務に支障が出ることを含めて上司に「相談」するのが最も近道です。

上司に相談して解決するかは分かりませんが、例えば、席替えや空調機器の導入などの判断は上司判断でできる範囲です。もちろん上司のキャラクターや伝え方を考える必要がありますが、自分自身で解決可能な問題ではない以上「職場の問題」として上長判断を仰ぐことは正しいやり方です。特に、空調機器はコロナ対応という文脈で、導入しやすい背景もあります。

それも難しい場合は、総務や人事などの「会社全体の制度設計」を司る部署に社としての指針や対応の有無を確認するのがよいでしょう。上司への相談の前に、社の規定として「清潔感」などのエチケットに関わる規定がないかなどを調べておくと、自分の悩みがエビデンスで補強されるので「個人の思い込み」としてあしらわれてしまうリスクを下げることができます。

Point.

・職場のにおい問題は「スメルハラスメント」として取り扱われる ・におい問題の経験者は少数ではない ・個人間でにおい対策を促すのは難易度が少々高いので、職場問題として上司や人事・総務に対応してもらうように相談する

(文:ぱぴこ、イラスト:黒猫まな子)

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