横浜市長選、9人乱立で注目される「菅・藤木・小此木」の"三角関係" (3/3ページ)

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この間、藤木氏は4半世紀もの間務めた横浜港運協会の会長職を息子さんに譲り、85年の開局に尽力した横浜エフエム放送の社長を副社長に委ねて、19年5月に設立された横浜港ハーバーリゾート協会(YHR)の会長職に専念しています。このYHRが山下埠頭の再開発をリードしているわけで、そこに後から藤木氏の与り知らぬ所からカジノの設置案が持ち上がってきた。言ってみれば『オレのシマに勝手に手を突っ込むな』というわけです」(地方行政に詳しいジャーナリスト)

 その藤木氏が“一応”の支援を表明した山中氏も、カジノ反対派の票を集めて優勢とは言えない。そもそもカジノ反対派が乱立して票が割れる可能性が高い。さらには市長としての適性を問題視する向きもある。

「藤木氏が『何も知らない』と答えたのも、写真週刊誌の『FLASH』が報じた山中氏のパワハラ疑惑について問われたからで、そもそも山中氏はコロナワクチンの効果に関する専門家で、行政はもちろんのこと素人。そもそも横浜市がカジノの誘致に動いたのも、市が抱える脆弱な財政基盤を解決するための決め手としたわけで、カジノに関係ない内陸部では福祉や子育てなど、生活に直結した政治論議からカヤの外に置かれているといった声があって、候補者選定を一任された江田憲司・立憲民主党代表代行の決定に反発する声があります」(前出・ジャーナリスト)

 数少ないカジノ推進派の林氏もおそらくは苦戦だろう。自民と公明は自主投票を決めたので、そもそもが自民から見放された林氏についていく人間がどれだけいるのか。小此木氏が出馬会見の際、「IR自体は賛成だが、横浜では理解が得られず、環境が整っていない」として、カジノ自体を否定していないことで、小此木にも推進派の期待が首の皮1枚つながっていると見る向きもある。

 菅首相のお膝元で行われる激戦。結果によっては秋の衆院選の政局に一気になだれ込むことになりそうだ。

(猫間滋)

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