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アサ芸プラス

前田日明「世襲議員なんて差別以外の何ものでもない」

テリー 前田さんは10年夏の参院選に民主党公認で出馬予定でしたよね。最終的には辞退されましたけど。今もそういう気持ちはあるんですか。

前田 はっきり言って、今は与党にも野党にも絶望してます。民主党も自分が離れたあとに何をやるのかなと見ていたら、野田政権がやったことってTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)じゃないですか。野党の頃は反対してたのに、与党になったらTPPって、何がやりたいんですか。結局、何も考えてないんですよ。

テリー そうですね。

前田 テリーさん、日本に基本的人権の尊重だとか人権の平等だとか、そんなものないんですよ、大嘘です。世襲議員なんて差別以外の何ものでもないじゃないですか。だって生まれた瞬間に政治家になれるんですよ。

テリー 僕も地盤を引き継いで立候補するのはダメだと思いますよ。

前田 そうでしょう。政治家になりたいなら、地盤がないところで、ゼロから始めないと。

テリー 前田さんは本の中で「この国は国民をないがしろにしても平気だ」と書いてますよね。

前田 それは大東亜戦争の頃から変わってないんですよ。自分はもともとプラモデルが好きで、作ってるうちに「丸」という雑誌に出会ったんですよ。「丸」はミリタリー関係の写真だとかを載せてる専門誌で、大東亜戦争を中心にゼロ戦の写真だ、戦艦大和の写真だ、それに乗った乗員の話だっていうのが、いっぱい載ってたんですね。で、それを読んでるうちに、(「丸」の版元の)潮書房光人新社から出てる戦記を、ほとんど読破したんです。

テリー 勉強家ですよね。

前田 そうすると、テリーさんもご存知だと思いますけど、ひどい作戦がいっぱいあったんですよ。

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