江戸時代、どこよりも早くワクチン接種を敢行!天然痘の抑え込みに成功した佐賀藩主・鍋島直正に学ぶ (3/6ページ)
天然痘の抑え込みに成功した名君・鍋島直正
…さて、天保元年(1830)、佐賀藩主に17歳の若い藩主が就任しました。その人物は「鍋島直正」…のちに、ジェンナーのワクチンを使い、天然痘の抑え込みに成功した名君です。
直正の功績は他に借金に苦しんでいた藩財政を改善させ、教育改革にも力を注ぎ藩校「弘道館」を拡充し人材育成を行うなど、様々な面から藩政改革を行いました。
直正は西洋の知識、技術にも強い関心を持ち、反射炉などの科学技術を導入、アームストロング砲の自主製造を行う他、三重津海軍所を設置し蒸気船(凌風丸)や蒸気機関も完成させています。それらの技術は島津斉彬にも伝授されたほどです。
そんな鍋島直正ですが、幼少の頃、天然痘に罹ったことがありました。天然痘は小さい子供の致死率が非常に高い病気ですから、直正は相当な苦痛を味わったことでしょう。