斬首くらいでスグ死ぬな!?武士道バイブル『葉隠』が教える豪傑たちの最期 (4/4ページ)
しかし、道賢は全身が炭になったはずなのになおも立ち上がり、周囲の者に斬りかかろうとしたと言います。
すぐに崩れ落ちてしまったそうですが、凄まじい執念を恐れた人々は、道賢の霊をねんごろに供養したのでした。
終わりに新田義貞と大野道賢、それぞれ壮絶な最期ではあったものの(最期の瞬間に)首は落とされておらず、『葉隠』の言及とは異なります。
しかし、それでも平素の心がけが最期の「一働き」をなさしめたのであり、息絶えるその瞬間まで武士たらんと務める執念は、命を生き切ることの大切さを現代に伝えているようです。
※参考文献:
古川哲史ら校訂『葉隠 下』岩波文庫、2011年6月
阿部猛ら編『戦国人名事典』新人物往来社、1990年8月
峰岸純夫『新田義貞』吉川弘文館、2005年5月
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