凶暴化する異常気象「次の大被害は全国【緑が丘】だ」(2)「谷埋め盛り土」で地すべり (2/3ページ)

Asagei Biz

今回の土石流と因果関係がないはずがないんです」(鈴木教授)

 伊豆山地区のような「土石流危険渓流」は氷山の一角に過ぎない。国土交通省のハザードマップで表示されている「地すべり」や「土石流」を見ただけでも全国各地で色濃く危険度が示されている。中でも要注意キーワードとして浮上したのが「緑が丘」という地名だ。

「新潟県中越沖地震や東日本大震災で地すべりの被害を受けた宅地や団地は『緑が丘』という地名が多かった。山の尾根を削って得た土を谷に埋めた『谷埋め盛り土』と呼ばれる宅地造成地で、地震のたびに一定の地すべりが発生します。大雨の影響で地盤が緩んでいるため、よりメンテナンスが必要になりますが、小規模な宅地になると、半ばほったらかしなケースも多い。全国にある地名なので要注意です」(鈴木教授)

 さらに、川沿いに住む住民にとって気がかりなデータもある。かつて、河川の氾濫を食い止めるために造られたはずの堤防も、ここ最近の「ゲリラ豪雨」に対しては全くの無力だということが明らかになりつつあるのだ。

「豪雨の定義は48時間で600ミリ〜800ミリの降雨量を想定しなくてはなりません。ところが、河川の堤防はせいぜい300ミリ程度しかカバーできません。

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