凶暴化する異常気象「次の大被害は全国【緑が丘】だ」(2)「谷埋め盛り土」で地すべり (1/3ページ)
土石流に混じった不自然な物質について、山梨大学工学部土木環境工学科防災研究室の鈴木猛康教授が補足説明する。
「ドス黒さから産業廃棄物が混ざっているのが一目でわかります。実際に土砂の細部を見てみると、鉄筋やコンクリートのガラが混ざっていました。これらの重みが土石流の破壊力にも影響を与えているでしょう」
また、盛り土同様、疑いをかけられているのが、土石流発生場所付近に設置された太陽光発電施設だ。7月9日に、静岡県と林野庁が公表した調査結果では、「直接的な影響はない」と判断が下されていたが、
「全くないとは言い切れません。太陽光パネルを設置するためには、山の木を伐採・伐根する必要があります。樹木を失った山は保水能力が著しく低下。雨が降った際に水分を吸収するのは地面に50㌢ほど出ている樹木の根の部分。ここが水を吸収して地下水として一気に流れるのを防いでくれます。水を多く含んだ斜面は重量も重くなり滑る力も強くなる。