雨上がり決死隊、解散原因は宮迫だけにあるのか?蛍原の言動に浮上する“疑問” (2/2ページ)

アサ芸プラス

そして蛍原は、自分から解散を今年4月に切り出したとのことで、その理由は、「方向性がズレていった」とのことだが、それこそ、それまで、みずからの想いを十分、伝えてきたのだろうか?

 去る8月17日にネット配信された「アメトーーク! 特別編 雨上がり決死隊解散報告会」で、蛍原は、宮迫のYouTubeを見たことがあるかと聞かれた際、「加藤浩次の動画は見た」と発言している。おそらく宮迫のYouTubeに加藤が出演した回のことを指すと思われるが、その程度しか蛍原が見ていなかったとすれば、YouTubeの世界で何とか認めてもらってでも復帰したという想いで、少人数のスタッフで毎日必死に動画をあげ、視聴者を楽しませていた宮迫のことがどれだけわかるのだろうか?

 そして約2年間、「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の中で宮迫のことをほとんど口にしてこなかったのも、蛍原の芸人としての度量のなさを示しているように思える。例えばダウンタウン・松本人志は、相方・浜田雅功の“不貞グセ”について言い散らしている。これは将来的にそうなることを見越して予防線を張ってもいるのかもしれないが、それも愛あるイジリであろう。

 また、NON STYLE石田明は、井上裕介が車の接触事故を起こしたあと、執拗と言われるほど、そのネタで相方を追い詰めていた。それは厳しい世論の声を受け止めながら、みずからさらに鬼になることで、その声を逆に和らげようとする狙いであったのかもしれない。

 だが、蛍原は宮迫のことをイジることもなく、悶々と自分の中に不満を抱えるばかりに見えた。逆にそれが、周囲にかえって気を遣わせることになってしまったのではないだろうか。

 さらに彼は、先の「解散報告会」で、宮迫のYouTubeに後輩芸人が「コラボしてきました」と言われるたびに「しんどい」と心境を吐露していたが、本当に彼のことを応援する気があるなら、むしろ歓迎すべきだったようにも思えるが…。はたして、100対0で、本当に宮迫が悪いのか。

(魚住新司)

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