明治維新の元勲・西郷隆盛の肖像画を描いたキヨッソーネ、実は西郷の顔を知らなかった!? (2/6ページ)
「西郷どんの顔は、目元が弟の西郷従道(じゅうどう)に、口元は……そうさな、大山巌(おおやま いわお)さんがよく似ているから、足して2で割ったように描けばよかろう(大意)」
へぇ、なるほどね……とまぁそんな具合に描き上げた肖像画が現代に伝わったのですが、それを元にして制作された上野恩賜公園(東京都台東区)の西郷隆盛像は、西郷をよく知る者からは「西郷どんの魅力を表現し切れていない」など、やや不評だったようです。
「顔つきはよく出来ているが、今一つ彼の人間的魅力を引き出し切れていない」
「何とも言えない愛嬌と、情愛に流されてしまう弱さを併せ持った唇の表現が惜しい」
「少し太りすぎじゃなかろうか」
……などなど(いずれも大意)。