『次にくるマンガ大賞』は必要ない?“人気投票”化したレースに不満の声「もう来てる」 (2/2ページ)
当然すでに売れていて、ファンの多い作品ほど有利になることは避けられない。かといってもし選考委員が選ぶような賞になれば、ネットユーザーから「出版社のステマだ」と叩かれてしまうことは目に見えているだろう。
そもそも現代の情報社会において、面白い作品は大抵すぐにSNSなどで拡散されるもの。以前は「誰にも知られていない傑作」が存在したかもしれないが、現在ではそれがたんなる幻想になりつつある。
もし本当に漫画好きが〝次にくる作品〟を知りたいなら、口コミや賞に頼らず、自分の情報感度やセンスを磨くしかないのかもしれない…。
文=「まいじつエンタ」編集部
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