新選組の天才剣士・沖田総司も参考にした?柳剛流を興した剣豪・岡田惣右衛門のエピソード (4/5ページ)
脛を斬りつける点で柳剛流と共通していますが、向こう受けとは何でしょうか。
「向こう受け(を狙う)」という言葉を調べてみると「人目を惹こうと、ウケ狙いでわざとらしいことをする」意味だそうで、わざとらしい挙動で敵の斬撃(ウケ)を誘い、スキのできた脛を(すれ違いざまに)斬り払う攻撃だったものと考えられます。
実際に戦った誰かが沖田総司の「向こう受け反撃」について、どういうものか言及していてくれればよかったのですが、そういう記録がない以上、考察の域を出ません。
時に、沖田総司は隊士らに剣術を教える際「刀で斬るな、身体で斬れ」と指導していた言い伝えがあるそうです。
この「身体で斬れ」とは「手先=刀だけでなく、思い切り踏み込んで全身を使って斬れ」≒「飛び違いに敵を斬り捨て、すぐ次の敵に立ち向かえ」という意味だったとすれば、まさに柳剛流のスタイルを採り入れていた可能性があります。