中田翔「暴力移籍を美談に」を断罪する(1)一般社会では考えられない (2/3ページ)
長嶋さんは『ジャイアンツが優勝できるように頑張って』と話し、中田とガッチリと握手。付き添った原辰徳監督(63)も『僕がミスターから教わったことをちゃんと教えます』と巨人流の指導を約束していました。翌朝のスポーツ紙では軒並み一面に、『御前試合』での本塁打が大きく取り上げられました」(球界関係者)
それはあたかも、ベンチ裏での暴力行為という中田の「罪」がこの一発で帳消しにされたかのようで、
〈長嶋さん大喜び!! 激励パワー「さすが。真の強打者」〉(サンケイスポーツ)
〈原監督「起死回生的」 ミスターの握手に「頑張れ」に燃えた〉(スポーツ報知)
〈「一生忘れない」移籍初安打〉(日刊スポーツ)
と称賛のオンパレード。挫折した選手が新天地で活躍する、という美しいストーリーだけがクローズアップされる事態になったのだ。
しかし、本当にそれでいいのか。長年プロ野球を見続ける漫画家のやくみつる氏も、現状に納得できない一人だ。
「美談仕立ての報道がなされて、そこに耳目が集中するたびに、まるで目くらましのようで『違うよな〜』と感じますね。結局、中田がなんでこうなったのか、何もわかっていないですから。暴力行為は、報じられているような小競り合いに近いものだとしたら、ハッキリ言って処分が重すぎます。かなり矮小化されて伝わっている気がしますね。ハムの球団職員に知り合いがいるという某芸人が『中田の移籍に関しては絶対に本当のことを言えない、と聞いた』と話していたそうですし、よほど強烈な緘口令が敷かれているんでしょう。アサ芸さんも、私のようなイチ野球ファンに意見を聞いてる場合じゃないですよ。