語源は牛若丸の恋人から?日本の伝統芸能・浄瑠璃の特徴と歴史を紹介 (3/4ページ)

Japaaan

浄瑠璃の語源は牛若丸の恋人から

さて、そんな浄瑠璃のネーミングは室町時代に成立したとされる御伽草子「浄瑠璃十二段草子(じょうるりじゅうにだんぞうし)」に由来、又の名を「浄瑠璃御前(じょうるりごぜん)物語」などとも言います。

歌川豊国「浄瑠理姫」「牛若丸」

物語の舞台は平安時代末期、三河国矢矧宿(現:愛知県岡崎市)に住む遊女・浄瑠璃御前(やんごとなき身分設定の場合は浄瑠璃姫とも)の元へ、牛若丸(うしわかまる。若き日の源義経)が通りがかりました。

浄瑠璃御前はその名が示す通り薬師如来(やくしにょらい。瑠璃光如来)の申し子で、牛若丸と惹かれ合って契りを交わし、一度は難病に命を落とした牛若丸を蘇らせます。

これで二人は結ばれてハッピーエンドかと思いきや、天下に源氏再興の志を果たすべく奥州へ赴く牛若丸の足手まといになるまいと、浄瑠璃御前は身を引き、涙ながらに見送ったのでした。

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