世界最大・仁徳天皇陵に「仁徳天皇は不在」/今から始める古墳入門(1) (2/5ページ)

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実は仁徳天皇陵は宮内庁が管理していて、明治の初期に調査されて以降は、立ち入りが一切禁止されているので、考古学研究が進まず、被葬者など、本当のところは何もわかっていないのです」

 研究者らが「見せてくれ」と要求しても難色を示す宮内庁。一旦決めてしまったので、引っこみがつかなくなっているのだ。河合氏は続けて、

「ただ、古墳は埋葬されている人物が1人とは限らない。大仙陵古墳も、少なくとも2人葬られていたことがわかっています。さらにもう1人いるという説を唱えている人もいますが、ではどの石室が仁徳天皇なのかとなると、わからないというのが現状のようです」

 陵の遥拝所前には、宮内庁管理を示す看板が立っている。

「2年ほど前に、宮内庁と堺市などの共同で、濠ほりと濠の間の堤の部分の試掘調査が行われました。掘ってみたら、やはりびっしりと石が敷き詰められていたことがわかり、直径35センチくらいの円筒埴輪も出てきた。

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