前方後円墳は日本の独自デザイン/今から始める古墳入門(3) (4/5ページ)

Asagei Biz

「奈良とか大阪のヤマト王権の中心地で、なおかつ大王墓にかかわっていた埴輪職人(工人)などは、相当高い技術、腕を持っていて、かなり出来のいい埴輪を作っていますが、地方や関東などになると、こんなテキトーでいいのというような埴輪が出土します。『踊る人々』と呼ばれている、『おそ松くん』のイヤミの〝シェー〟をしているような埴輪もそうですが、衣装なども省略された素朴なものがたくさんあります。たぶん当時の庶民というか農民たちが農閑期に埴輪を作っていたりしたのではないでしょうか。窯で焼いていた時に、ひしゃげて壊れちゃったりしたものでも、古墳に立ててたりするのです。大王墓に立てる埴輪だったら怒られてしまうと思うのですが、出来損ないの埴輪でもまあいいや的に並べてあって、地方によっては、大らかな社会もあったと思われます」

 たまたま大阪に行った時に、あまりに大きすぎて仁徳天皇陵の形を見ることができず、ガッカリしたまりこふんは、リベンジで地元・埼玉の「さきたま古墳群」を見に行って、その姿に感動。以来、全国各地の古墳巡りの「沼」にハマッたという。

 全国には小さいものを含めると、古墳は16万基ぐらいあるとされ、コンビニの3倍近くはあるとも言われる。

「神社の奥にある小高いこんもりとした山は、たいてい古墳だと思って間違いありません」

 と、河合氏。つまり、どこにでもあるのが古墳なのだ。これを機会に、いずれ、「お世話になる」自らの「墳墓」に思いを馳せながら、「ご近所古墳」を訪ねてみるのも一興だろう。

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