女の執念。いきすぎた好意が凶器に代わる瞬間【プロミス・シンデレラ考察】 (1/3ページ)
※このコラムには『プロミス・シンデレラ』エピソード第8話までのネタバレが含まれます。
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かの有名な『シンデレラ』は、意地悪な継母とその連れ子である姉たちにいじめられ尽くした娘が、王子様に救われる物語でした。
今回の『プロミス・シンデレラ』は、主人公の早梅(二階堂ふみ)が高台から突き落とされる衝撃回。まさに、原作の『シンデレラ』を思わせる危機を迎えます。
■菊乃が直接手を下す
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旅館の芸者でありながら、早梅の離婚に始まる不幸の原因となってきた女性・菊乃(松井玲奈)。菊乃はこれまで、早梅の靴を隠したり、クレーマーの接待をさせたり、早梅の夫を誘惑して離婚へ追い込んだり……悪事の限りを尽くしてきました。そんな彼女が、ついにその本性を現します。
というのも、菊乃の想い人であり、かつ早梅の初恋の相手である成吾(岩田剛典)に悪事が露呈し、「全部仕組んでいたのか。彼女(早梅)が離婚することになったのも!」と言われてしまったからです。
ですが、菊乃は落ち着き払っています。なぜなら、目的への意思は揺らがないからです。
「あなた、早梅さんが欲しいんでしょ? もっと自分に素直になったら?」「あなたの幸せのためなら、私は何でもするわ」と。
菊乃の目的は、成吾の恋を実らせること。そのために初恋の相手であった早梅を追い込み、成吾が助けざるを得ない状況を作り出していたのです。
成吾を「シンデレラの王子様」にするため、自らは意地悪な継母や姉の役を務める……。それが、菊乃の歪んだ愛なのでした。
■菊乃の魂胆とは裏腹に、燃える壱成
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そして、成吾・早梅カップルを成立させる上で菊乃にとって目障りなのが、成吾の弟・壱成(眞栄田郷敦)です。
ドSキャラという当初の設定を全て忘れ、今は早梅を好きでたまらない壱成。「きれいなんじゃね。お世辞じゃねえよ」と、早梅の浴衣姿を激褒めしたり、靴ずれを手当てしたりと、ワンコのような尽くしぶりです。