経験は必ず生かせる。鷲見玲奈が過去から得た「最強の武器」 (3/4ページ)
■「今も昔も自信はない」
そうはいっても、環境を変えることは簡単なことではない。そんなことにエネルギーを使うくらいなら今のままでいいやと諦めたり、自分にできることが分からず途方に暮れたりもする。
鷲見さんにも、過去に一度転職を考えたが思いとどまった時があったと言う。
「入社して3、4年目の時に、自分のミスがきっかけだったんですけど、仕事がうまくいかない時期があって、その時は悩んで転職サイトを見たこともありました。でも、まだ自分は何もできていないな、と思って続けたんです」
であれば今こうして決断ができたということは、当時なかった自信が鷲見さんの中でついたからなのだろうか。
「決断の決め手は、30歳の節目というのが一番大きいですね。あとは、信頼しているプロデューサーさんから『やってみたら?』と背中を押してもらったのもきっかけになりました。
それに、最初に声をかけてくれた今の事務所の方たちが、とても安心感のあるすてきな方達だったので」
「でも、フリーになる時はめちゃくちゃ不安でしたよ! これで仕事が全く来なかったらどうしようとか、何も結果出せなかったらどうしようって。
しかも、フリーになるとより個に焦点を当てられるし、周りのタレントさんに比べて私はあんな風にできないって落ち込むこともあります。なので自信は今も昔もないです(笑)」
「今はここで自分ができることをやるしかないんで!」と話す鷲見さんの熱い視線には、モヤッとした感情は1ミリも見えなかった。彼女のように自信がなくても動き出すことで何かが変わるのかもしれない。
■局アナ時代に得たこと
鷲見さんが選んだ“フリー”という道も決して楽な道ではないはず。でもそこで、結果を出しながら活躍の幅を広げている鷲見さんに自身の強みを聞くと、これまでの軽快な受け答えと違って深く悩んだ様子を見せた。そして、「働く時に意識していることなら……」と言ってこう答えてくれた。
「コミュニケーションを取ることですかね。