自民ドタバタ総裁選と「安倍・橋下」マル秘合体プラン(1)岸田発言に「ひねり潰す」 (2/3ページ)

Asagei Biz

今のような厳しい状況では、解散できる状況ではない」

 記者団から解散を問われた菅総理は、怒気を含ませてこう答えると、自民党総裁選(17日告示・29日投開票)にも触れ、

「先送りは考えていない」

 こう、きっぱりと明言した。この囲み会見を、全国紙政治部記者は呆れた口調でこう振り返る。

「8月31日の午後になって『9月中旬の衆院解散を検討、党総裁選は先送りの意向』という情報が永田町を駆け巡ったんです。各社、特オチを避けるために裏取りし、朝刊に間に合わなければウェブ版で早朝に配信しました。ここだけの話、発信元は菅総理周辺から。観測気球を上げて党内や世論の反応を見る狙いがあったのですが、予想以上に党内から批判が噴出。慌てた菅総理はすぐさま否定して、ちゃぶ台をひっくり返したのです」

 だが、時すでに遅し。この時点で「菅総理は不出馬もある」と党内で囁かれるほど、求心力は急落していた。

 一方、勢いをつけていたのは、菅総理の対抗馬に名乗りを上げた岸田文雄前政調会長(64)。8月26日の出馬表明会見で、

「総裁を除く党役員は1期1年、連続3期まで」

 と改革案をぶち上げて、5年にわたり在職した二階俊博幹事長(82)に引導を渡そうと動いたのだ。

「岸田発言で決断を迫られたのは、菅総理。

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