地獄太夫の再来!?明治時代に実在した遊女“幻太夫”の凄まじい成り上がり精神【上】 (2/6ページ)

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二代目盛紫を源氏名に 潤色三十六花撰 新吉原品川楼盛紫 豊原国周 国立国会図書館デジタルコレクション

潤色三十六花撰 新吉原品川楼盛紫 豊原国周 国立国会図書館デジタルコレクション

上掲の浮世絵に描かれているのは品川楼にいた初代の“盛紫”です。盛紫は妻子持ちの警察官と恋仲になり、その警察官は遊郭通いのためについに公金にまで手を出してしまいました。盛紫も借金を重ね、その返済日の前夜“品川楼”で心中してしまいます。

田鶴はあえて源氏名を“二代目盛紫”と名乗りました。盛紫の名前が心中事件で有名だからです。売れるためなら何でもやるというなんとも肝の座った女性です。

心中事件後、初代盛紫の部屋には幽霊が出るという噂が広まると、二代目盛紫は毎日その部屋へ入り、鏡に向かって何かを話しかけて礼をするようになりました。

二代目盛紫の部屋は、床の間には達磨の掛け軸をさげ、棚の上には観音菩薩像、勢至菩薩像、閻魔大王像が飾られているというなんとも異様な様相だったといいます。

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