そこにいるのはお見通し。小さな鍵穴から部屋に隠れた物体を検出する最新のレーザー撮像技術 (1/3ページ)
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例え密室に潜み鍵をかけても、部屋の隅っこにいようと、最新のレーザー技術があれば中にいることがバレてしまう。そんな時代がやってきたようだ。
米スタンフォード大学の研究グループが開発した「Keyhole imaging(キーホール・イメージング)」という技術は、その名の通り、鍵穴のような小さな穴からレーザーを通して、内部にある”動く物体”の形状を確かめることができる。
しかも単純に小さな隙間から内部を覗き込めるだけではない。たとえカメラの視野の外にあったとしても、その姿を撮影することができてしまうという。
息をひそめ、まったく動かないでいることができれば回避可能かもしれないが、見つかってしまうのは時間の問題かもしれない。
・最新のレーザー技術で小さな穴から内部を撮影
キーホール・イメージング技術で室内を探るには、まず小さな穴(鍵穴など)を通してレーザーを飛ばす。穴を通過してその先にある壁に当たったレーザーの光子は、反射して室内に散らばる。
光子は反射された先でさらに反射して跳ね返り、そのいくつかは鍵穴を再び通過して戻ってくる。これをセンサーで捉えるのだ。するとアルゴリズムが光子が反射して戻ってくるまでの時間をもとにして、室内にある物体の画像を生成する。
カメラの視野の外にある物体を認識することができる非視線方向イメージング法(NLOS)の一種で、アイデア自体は新しいものではない。
しかし従来のものは、視野の外にある物体を撮影するために大きな反射面が必要で、部屋の外から内部を探るようなこともできなかった。