藤浪、佐藤輝が二軍暮らし「主役不在で進むトラの優勝争い」 (2/2ページ)

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前半戦を牽引した青柳の調子が落ちており、髙橋たちを前倒しした分、どこかで休ませなければいけないので、1回くらい、先発で使ってもいいんですが」(同前)

 しかし、登録が抹消される前の日の9日、藤浪は中継ぎ登板しており、1イニングで3四球を与え、2失点と炎上してしまった。

「10日に抹消される前なんですが、藤浪が一軍登録されたのは2日。同日先発の予定でしたが、雨天中止となってしまいました。出場登録の締め切り時間である午後3時時点では、試合を行う方向だったので、藤浪を登録せざるを得ませんでした。試合が中止と発表された後、藤浪の起用法を聞かれ、矢野監督は『これから考える』みたいな言い方でした」(同前)

 西の抹消による代理先発として名前が挙がらなかったこと、9月2日の一軍登録後の“塩対応ぶり”から察すると、信頼されていないようだ。このまま優勝戦線を勝ち抜くことができたとしても、矢野監督は藤浪再生という大事な課題を来季以降に持ち越すことになりそうだ。

 藤浪、佐藤輝明のいない首位争いは寂しい限りだ。

(スポーツライター・飯山満)

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