「二刀流」の大谷か、「三冠王」のゲレーロJrか?MVPのポイントは盗塁数!? (1/2ページ)
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大谷翔平
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野球
ホームラン王争いでリードを許した大谷翔平選手が“スピード”で魅せる。
日本時間9月15日のホワイトソックス戦は「2番・DH」でフル出場したが、ノーアーチに終わった。3三振である。
「ホームラン王争いで1本差のトップに立ったウラジミール・ゲレーロ・ジュニアは、打率もリーグトップ。打点当争いでも3位につけており、三冠王の可能性も出てきました。『三冠王達成ならMVP』という見方も強まってきました」(在米ライター)
ホームランを打つペースが失速しつつある大谷に対し、ゲレーロ・ジュニアには勢いが感じられる。試合後、エンゼルスのジョー・マドン監督は「ファンが、MVPレースを左右するのは本塁打王のタイトルだという考えに傾くことがないよう、願っている」と懸念していた。
しかし、同試合を中継した地元局・BSウエストが興味深いことも語っていた。「彼は走れます(リーグ4位タイ)。ピッチャーとしての守備も巧い」と――。
大谷は23盗塁をマークしている(同時点)。盗塁王争いはロイヤルズのウィット・メリフィールドが40盗塁でダントツの1位。投手として先発マウンドに挙がる大谷の状況を考えると、盗塁王争いに食い込むことは難しいが、同2位のセドリク・ムリンス(28個)、同3位マイルズ・ストロー(27個)との差を少しでも縮めれば、大谷の「走れる」要素がさらにクローズアップされるだろう。