やっぱり怖い。恋愛に一歩踏み出せない理由 (1/2ページ)

マイナビウーマン

やっぱり怖い。恋愛に一歩踏み出せない理由
やっぱり怖い。恋愛に一歩踏み出せない理由

こんな大学生活を送りたかった。それが、久しぶりに見返したドラマ『オレンジデイズ』(TBS系)の切実な感想だ。

どこにでもいるような平凡な大学生・結城櫂(妻夫木聡)と、病気で聴覚を失った美しいバイオリニストの萩尾沙絵(柴咲コウ)。

同じ大学のキャンパス内で出会った2人と彼らを取り巻く“オレンジの会”の仲間たちが織りなす恋愛模様や、卒業を控えた学生ならではの将来への葛藤が描かれる本作は、Mr.Childrenの名曲『Sign』と共に脳裏に焼きついて離れない、爽やかで甘酸っぱい青春ラブストーリーである。

■優しく誠実な櫂と、臆病で天邪気な沙絵

最初は、最悪の印象で出会ってしまった櫂と沙絵。しかし、彼女に一目惚れした友人・啓太(瑛太)の代わりに櫂が沙絵とデートをすることになったことから、沙絵の親友・茜(白石美帆)と、櫂と啓太の友人である翔平(成宮寛貴)も加わって何かと集まるようになった5人。

彼らはそれを“オレンジの会”と名付け、交流を深めていく。

物語の主軸となるのは、主人公の櫂と沙絵のラブストーリーである。激しいけんかやすれ違いを重ねながらも、櫂の献身的な愛情が凍えてしまった沙絵の心を徐々に溶かしてその距離が縮まっていく様は、胸キュンを通り越していっそ胸が苦しくなる。

櫂は平凡で特にこれといったとりえもないという肩書きを持ってこの物語は始まるが、沙絵との交流の中で描かれていく彼の優しさや誠実さは、もはや菩薩の域だ。献身的ともいえる愛情を抱えて彼女の毎日に寄り添う姿は、誰もが真似できるものではない。

自身の中で大事な存在となりつつある彼女が、昔片思いをしていた先輩とデートに行くという時でさえ、複雑な感情を押し殺し、緊張する彼女に「今日の沙絵は 抜群に かわいい」と満面の笑みでおまじないをかけてあげる男なのである。見ているこっちがその健気さに思わず胸を押さえてしまう。

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