新型コロナ「ワクチンなんもしない人」の仰天主張(2)米アンチコロナは分断の象徴 (2/2ページ)

Asagei Biz

「トランプが率いた共和党の支持者は、コロナを過小評価する傾向があります。当然、ワクチンを打たない人も多い。しかも、その思想を煽るように『磁石やGPSが組み込まれている』『ビル・ゲイツがマイクロチップで人の思考を監視する』などワクチンの陰謀論が拡散され、極右系のメディアがワクチン接種反対を訴える。常識外れの言説も多いですが、トランプ政権の名残で、どこか正当性を帯びてしまったんです」(山田氏)

 さらに、いただけないのは「反ワクチン」を生業にする不届き者の存在だ。米国内でワクチン忌避を扇動しながらビッグマネーを手にしているといい、

「いわゆる『フェイクニュース』によりワクチンの怪しい情報を垂れ流して約40億円規模の収益を生む産業になっています。SNSを中心に活動する『インフルエンサー』の代表格ばかりで、ケネディ元大統領の甥ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は、約3億円を稼いだといいます。ちなみに日本でも、某人気アイドルの母親が活動するスピリチュアル団体が、『反ワクチン』の陰謀論をエサにした講演会で荒稼ぎしているようです」(科学ジャーナリスト)

 そして、ワクチンを避ける黒人も少なくない。政府が推進する医療行為そのものに不信感があるようで、拒否する人が後を絶たないという。

「過去に人種差別がひどかった時代に『タスキギー梅毒実験』という梅毒の臨床研究があり、その教訓が世代をわたって語り継がれている。実際、研究とは名ばかりで、梅毒患者の黒人たちに告知や適切な治療を施さずに経過観察する非人道的な人体実験でしたからね。ワクチン推進キャンペーンとして、元メジャーリーガーのハンク・アーロン氏を広告塔として起用しましたが、モデルナ製のワクチンを接種した17日後に急死。皮肉にも、疑心暗鬼を増す結果になりました」(科学ジャーナリスト)

 人種差別や経済格差といったアメリカの病巣が、コロナワクチンを巡っても「分断」を生み出しているというのである。

*「週刊アサヒ芸能」9月23日号より。(3)に続く

【写真ギャラリー】大きなサイズで見る
「新型コロナ「ワクチンなんもしない人」の仰天主張(2)米アンチコロナは分断の象徴」のページです。デイリーニュースオンラインは、ワクチンパス新型コロナ「ワクチンなんもしない人」の仰天主張反ワクチン新型コロナウイルスワクチン接種社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る