新型コロナ「ワクチンなんもしない人」の仰天主張(3)北京五輪後に感染爆発も (2/3ページ)

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その原因が、世界でも屈指の低さであるワクチンの接種率だ。接種率が30%に満たないのは、その根底に、プーチン政権に対する不信感があるからだという。医療ジャーナリストの村上和巳氏が解説する。

「国策会社が開発したワクチンを信用できないのです。タイプはアストラゼネカ社製と同じウイルスベクター型で、免疫反応を抑えるために、1回目と2回目の接種で異なるアデノウイルスを使用します。そのため、有効性はアストラゼネカ製の70%を上回る約90%とも言われている。それでも、薬品工場の衛生面や無毒化したウイルスベクターの製造管理法などが不明で、一部には安全性を疑う声もあるのです」

 日本でもワクチンの副反応を巡り、接種に消極的な国民も少なくないが、ロシアともなれば、その割合がいかに多いか、容易に想像できよう。

「政府はキャンペーン策として、ワクチン接種と引き換えに金券を配ることで、接種率を押し上げました。ただし、『スプートニクV』の製薬会社がSNSアカウントで行う、欧米の製薬会社が提供している『mRNAワクチン』へのネガティブキャンペーンは逆効果だった。かえって不信感を深めただけでした」(医療雑誌編集者)

 いずれにせよ、日本の緊急事態宣言の長期化は言うに及ばず、世界的にもロックダウンなどの強制的な命令でコロナを封じ込めるという政策はそろそろ限界を迎えているようなのだ。

「ヨーロッパでのサッカーや大規模コンサートでの観客の騒ぎっぷりを見てわかるように、もはや国民に我慢を強いるのは難しい。ワクチンのおかげで重症者や死亡者のリスクが格段に減りました。欧州各国は経済活動と天秤にかけて、感染者増加はやむなしと考えたのかもしれません」(山田氏)

 世界中に蔓延る「コロナなんもしない人」によって状況は悪化の一途。もはや、コロナを終息させる手立てはないのか。

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