似ているようで、やっぱり違う?「冷麦」と「素麺」と「うどん」はどう見分ける? (2/3ページ)
しかし上記の基準は太さを均一にできる機械製麺に適用されるもので、手作りの場合はそう器用には行きません。
そこで作り方の違いを見てみると、素麺が生地を細長くのばして麺にしていく手延べに対して、冷麦とうどんは平べったくのばした生地を切って麺にします。
ただし、素麺と同じ作り方をする手延べうどんも存在し、結局のところは提供者の主観によるところが大きいようです。
色つき麺は冷麦を見分ける印だったが…そんな曖昧な状態ですから、かつては冷麦と素麺を見分けるのが難しかったようで、冷麦の印として数本の色つき麺を入れていました。
やがて機械の仕分けが発達して取り違える心配もなくなり、冷麦の色つき麺は一時姿を消していったようですが、緑やピンクのアクセントが夏らしい清涼感を引き出し、また子供たちのテンション≒人気が上がるため、冷麦だけでなく素麺にも入れるメーカーも。
確かに子供のころ、素麺や冷麦に色つき麺が入っていると、味の違いもないのに喜んだ記憶があります(皆さんもありますよね?)。