まさに明治時代の知恵袋。山岡鉄舟らの考えた地域コミュニティツール「教導石」を、庶民はどう使ったのか? (2/3ページ)
静岡県立中央図書館HPより
向かって正面に「教導石」と彫られ、右側面に「尋ル方(たずぬるほう)」、左側面に「教ル方(おしうるほう)」と彫られています。
教導石の文字(揮毫)は達筆で知られた旧幕臣・山岡鉄舟(やまおか てっしゅう)によるもので、裏面には石柱の建立に賛同した有志80名が名前を連ねています。
何か分からないことがある者は、その質問を紙に書いて「尋ル方」へ貼りつけておくと、誰か知っている者がその答えを紙に書いて「教ル方」へ貼りつけてくれる、という使い方をするそうです。
答えを教えてもらって疑問が解消できたら、質問と回答の紙を剥がして、空いたスペースをまた別の者が質問に利用するのでした。
他にも、商売の開業宣伝、発明のアイディアや演説会のお知らせ、遺失物や迷子の捜索願いなど様々な用途に貼り出してよかったらしく、現代で言うところの地域コミュニティ情報の発信・交換ツールとしても活用されたそうです。