期待値は菅野以上?復活した巨人ドライチ投手が終盤戦の救世主になる! (2/2ページ)

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それが、シーズン中盤以降にはスリークオーターの新投球フォームが定着。チーム関係者は「オーバースローのときは、対戦打者に球種がバレることもあった」と、フォーム改造の目的を伝えていたが、新投球フォームをモノにできなかったシーズン序盤は「ボールをリリースするポイントが早過ぎて、シュート回転していた」という。

「意識してシュート回転するボールを投げているのならともかく、左バッターの内角、右バッターの外角を目掛けて投げたら、シュート回転のボールはみんなド真ん中に来てしまいます。シュート回転しなくなったのが好調の秘訣でしょう」(球界関係者)

 最後にサンズを仕留めた外角球が、成長の証でもあるようだ。

 もともと、落差の大きいカーブには定評があった。直球が進化したことで他の変化球も活きてきたようだ。近く、クローザーのビエイラの復帰昇格も囁かれている。8イニング目を託せるセットアッパーとしてはもちろんだが、ロングリリーフもできるので、不振の先発陣が早いイニングで崩れたときも起用できる。大量得点の大味なゲームのなかで、ひっそりと結果を出した“ドライチ”がキーマンになりそうだ。

(スポーツライター・飯山満)

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