相手が心から動いてくれる「気持ちのいい合意」を生む方法とは?(2) (2/4ページ)

新刊JP

高橋:もちろん、全部身につけるのが理想ですが、本書をお読みいただくうえでは、7つのうち「これを使えるようになりたい」というものを1〜2つ選んでもいいでしょう。

読んでいただくと、7つのうち「このスキルは普段から意識しているな」というのも出てくるはずです。人を動かすのが得意な人は、7つのスキルを一通り無意識で使いこなしています。本書では、多くの人にとって再現性が上がるように体系化しました。基本から学びたい方にとっては、まずは自分が苦手意識を感じるスキルから選んでやってみるという形でもいいでしょう。

そういう風に身につけていくと、徐々に揃っていきます。本書の原稿を、私が運営するオンラインサロンのメンバー何人かに企画段階で読んでもらったのですが、どの章が一番良かったか聞くと意見がばらけるんです。刺さるところは人それぞれなんですよね。

――人によって得意、不得意が違うぶん、響くスキルも異なったわけですね。

高橋:そうです。それぞれ課題意識も違うし、状況も異なります。だから、どのスキルから身につけても大丈夫です。

――著者の立場から、7つの中で特に重要だと思うスキルは何ですか?

高橋:やはり最初の2つ、「想定する力」と「段取りする力」ですね。これは世界観をつくるスキルですから。

「想定する力」とは、どのような反論や疑問が返ってくるかをしっかり洗い出して想定し、どうなったらゴール達成かをシミュレーションするスキル。そして「段取りする力」は相手の発言を引き出して、双方向のディスカッションになるよう進めながら、資料やアジェンダの組み立てに落とし込むスキルです。この2つができていれば、あとがスムーズに進みます。

「想定する力」では、相手が動いてくれない原因となる4つの壁について書いています。「関係性の壁」「情報整理の壁」「思い込みの壁」「損得勘定の壁」です。

これらの壁が疑問・反論になって表現されるわけですが、人によって得意・不得意が分かれるところがあります。

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