相手が心から動いてくれる「気持ちのいい合意」を生む方法とは?(2) (4/4ページ)

新刊JP

そういうところも本書の内容につながってきます。

――今おっしゃった「共創型のリーダーシップ」は、多様性の時代のリーダーとも言えそうです。多様な意見を活かしていくのは現代らしいですし、本書で説明されているスキルもすごく活きてきますね。

高橋:はい。次に起こる変化は、自分の内面の弱さをさらけ出しても大丈夫な状態になることです。「心理的安全性」という言葉が流行りましたが、内面の弱さを外に出すことが怖くなくなると、生きるうえでの安心感が出てくると思うんですね。

「自分は仕事ができると証明しないといけない」「みっともないところを出してはいけない」と思いながら仕事をするより、「自分は完璧ではない」とオープンにしながら仕事できたほうが、心は病まないはずです。自然体で仕事に取り組めるようになるので、もともと備わっていた「良さ」や「強み」がより出てきます。

――結果的に自分らしく生きることができるようになると。

高橋:そうです。無理に自分らしく生きようとせずとも、「共に創り出す力」を上げていけば、自然と自分らしい人生に近づきます。

――本書をどのような方に読んでほしいですか?

高橋:「人に動いてもらうこと」に自信がある人は、意外と少ないと思うんです。多くの人は、「相手が動いてくれないのではないか」という不安を持っているはずです。それはしばしば、「過剰な準備」や「無理な論破」につながりがちです。相手からの疑問や反論は悪いものではなく、むしろチャンスにつながるのだということを、不安を抱いている人に知ってほしいですね。それを分かってもらえれば、仕事に対するものの見方が変わるはずです。

また、今の世の中、ビジネスパーソン向けに「言い方」指南の本がすごく増えていますよね。私は、「言い方」のさらに先の世界があると思っています。気持ちよく人に動いてもらうために、「言い方」だけではなく、本質を突き詰めて知りたいという人には、しっかりお答えできるのではないかと思います。

――表面的な合意ではなく、心からの合意を創る方法を説明しているわけですね。

高橋:そうです。「相手に納得感を持って動いてもらうにはどうしたらいいか」を深めたい人は、特にこの本にフィットすると思います。

(了)

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