エンゼルス・大谷、103年ぶりの快挙達成は絶望的? 監督の意味深発言は本人にも自覚アリか (2/2ページ)
17日の先発が回避された時点で『今季の投手登板はもう無い』といったニュアンスが広まりました」(現地関係者)
19日だが、大谷は8回に二死満塁のピンチを空振り三振で切り抜けた瞬間、ガッツポーズを見て雄叫びも上げていた。どちらかと言うと、大谷は大きなアクションを見せるタイプではない。そのイニングでの降板は事前に通告されていたので、「これが今季の最後」と思い、感情を抑え切れなくなったのかもしれない。
「マドン監督が話し合いを続けてきたのは、大谷を故障から守るためです」(前出・同)
しかし、マドン監督は「あと2回、(大谷が)先発ができるのなら、来季は150イニング以上投げられる」とも語っていたそうだ。
このセリフも意味シンだ。次回登板があるとして、順調にその準備が進めば、26日(現地時間)のマリナーズ戦が1回目となるが、通常の先発投手と変わらない間隔での登板は、体力消耗のリスクも負う。記録のために無理をさせる起用法も考えにくい。
もうひと踏ん張り、9勝止まりよりも、10勝到達で快挙を達成してもらいたい。(スポーツライター・飯山満)