サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「8歳マウントゴールドが大駆け」 (1/2ページ)
秋の中山、中京競馬は3週目に入る。中山の産経賞オールカマーは、勝ち馬に天皇賞・秋、中京の神戸新聞杯は1~3着馬に菊花賞の優先出走権が与えられるトライアルレースである。それだけに両重賞とも顔ぶれのいい前哨戦となった。
オールカマーは、2週後に行われる毎日王冠に比べると少々顔ぶれは見劣るが、それでも女傑レイパパレ(大阪杯)、グローリーヴェイズ(香港ヴァーズ)と2頭のGI馬が出走してくる。一方の神戸新聞杯は、ダービー1、3着馬のシャフリヤール、ステラヴェローチェが秋のスタートへ満を持しており、ともにファン必見で、見応えある熱戦が期待できそうだ。
ただ、馬券的にはオールカマーのほうがおもしろそうである。1955年の創設当初はその名が示すとおり、何でもいらっしゃいというハンデ戦。よく荒れる重賞で知られたが、1995年から別定戦による現在の条件に定着してからは、盾の前哨戦だけあり、比較的順調な結着をみるようになった。
02年に馬単が導入されて以降、これまでの19年間、その馬単での万馬券は3回(馬連は0回)。この間、1番人気馬は6勝(2着4回)、2番人気馬は3勝(2着4回)。ただ、1、2番人気馬同士のワンツー決着は皆無なので、やみくもに人気、有力馬どころへ目を向けるのは避けるべきだ。
年齢的には充実著しい5歳馬が7勝(2着8回)とよく連対しており、それに続くのが6歳馬の5勝(2着5回)、4歳馬の4勝(2着6回)とほぼ同等。近年は牝馬の活躍が目立つようになっているため、その意味ではレイパパレ以下、今年も要注意である。
とはいえ、穴党として最も期待したいのは、過去19年間で一度も連対を果たしたことのない8歳馬、マウントゴールドである。
無謀な狙いとみられてもやむを得ないところだが、父ステイゴールド譲りの奥手で、ここにきて地力強化したのは見逃せない。
前走の七夕賞は、11番人気ながら見せ場たっぷりに勝ち馬とコンマ2秒差の4着。周囲を驚かせたが、前走後はここを目標に放牧でリフレッシュされ、みっちりと乗り込まれてきた。中間の稽古内容も実によく、好気配を誇っている。