2022年「WBC」は延期濃厚、「侍ジャパンの常設」も再検討へ (2/2ページ)

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代表チームを常設したことによるデメリットというか…」(前出・球界関係者)

 東京五輪・野球競技で金メダルを獲得できた勝因に「侍ジャパンの常設」を挙げる声もあった。新たな収益も確保できたが、常設したということは、その収入源となる国際試合を定期的に行っていかなければならない。その試合相手も限られてくる。野球はサッカー、バレーボール、バスケットボールのように世界規模で普及していないからだ。

「5年以上も『WBCで世界一を奪回する』という話題でファンの関心を持続させることはできません。途中、プレミア12大会が行われたとしても、盛り上がらないでしょう。次の代表監督には侍ジャパンに関するさまざまな注目ポイントを提供し続けてもらわなければなりません」(同前)

 次期代表監督候補に元巨人指揮官の高橋由伸氏の名前が挙げられていた。佐々木朗希、奥川恭伸、佐藤輝明らを国際レベルに引き上げる課題もあるが、“目標”は5年以上も先。「五輪から半年後にまたWBC」というタイト・スケジュールは免れそうだが、侍ジャパンの常設について、再検討しなければならないようだ。

(スポーツライター・飯山満)

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