「中国恒大集団」経営危機でアジアサッカーの強豪「広州FC」はどうなる (3/4ページ)

Asagei Biz

 そんな日本のバブル期を思わせる金満ぶりだったので、広州FCでも選手を買いあさった。現在同チームには5人のブラジル出身と1人のイングランド出身の助っ人がいるが、中国メディアによれば助っ人6人の年俸は64億円を下らないという。現在の監督は06年のドイツワールドカップでイタリア優勝に貢献した名DFのファビオ・カンナバーロ。以前はこのW杯でイタリアや代表監督を務め、ユベントスではヨーロッパクラブNO.1に導き、この両大会を制した初の監督になった名将のマルチェロ・リッピが監督に就いていたこともある。つまり、サッカー界の人間なら誰もが羨む金ピカクラブなのだ。

 しかもその"爆買い"ぶりが功を奏したのか、中国代表は22年にカタールで開催されるW杯予選を戦っている最中だが、その中国代表には4人の帰化選手がいて、いずれも広州FCの選手なのだ。だから、広州FCの趨勢は中国サッカーそのものの趨勢まで支配しかねない。それが消滅の危機にすらあるのだ。

「手始めに9月23日に社債の利払いがあって、中国の金融規制当局が目先のデフォルト(債務不履行)を回避するよう指示。

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