ハワイに75年ぶり鉄道開通!"乗り鉄″バイデン大統領が目指す高速鉄道網 (2/3ページ)

Asagei Biz

というのも、バイデンは上院議員時代に地元のデラウェア州からワシントンまで毎日電車で通勤していたほどの乗り鉄で、愛称も『アムトラック・ジョー』(アムトラック=全米鉄道旅客公社)とまで呼ばれているくらいだからです」(週刊誌記者)

 もちろん大統領が乗り鉄だからといってそう易々と鉄道が建設できるわけはなく、ちゃんとした土台がある。その1つはアメリカの自動車文化だ。ハウイはアメリカの中でも交通渋滞が激しいことで有名で、空港からホノルル中心部までの道のりは、わずか10キロなのにもかかわらず混雑時だと45分はかかる。それが鉄道だとわずか15分ほどに短縮される。

 そしてもう1つが世界的なカーボンニュートラルの実現。特にハワイは自然豊かな観光でもつ。だから環境意識が高く、2045年には電力の100%を再生可能エネルギーで賄うよう州法で数値目標が定められているほどだ。鉄道利用者が増えれば道の混雑も緩和され、排気ガスの排出も減って一挙両得というわけだ。

 そして鉄道建設などの国内インフラ投資は、バイデンが大統領選に臨んだ際の目玉公約の1つでもあった。

「バイデンはポストコロナの経済政策、経済構造の転換などの必要性から日本円で総額110兆円(1兆ドル)のインフラ投資計画法案を提出、上院まで可決しています。その中の1つが鉄道建設で、これには7兆円の予算が割かれています。

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