凡才でも輝ける。『左ききのエレン』を読むと仕事がうまくいくワケ (2/3ページ)
でも、光一と違ってここぞという時の爆発力や無鉄砲さがないことを上司に見抜かれています。
また、営業職の流川俊はもともとクリエイティブ志望だったものの、営業に配属。過去に受賞した案件を「広告の成功は営業であるお前の手柄ではない」と言われたことで、クリエイティブ職への嫉妬と憎悪を募らせています。
このように、誰もが何かしらの悩みを抱え自分ととても近い場所で一緒に踏ん張っているように感じられる。さらにそのキャラクターの行動を見て「自分もこう考えてみようかな?」「自分も頑張れるかも!」と背中を押してもらうことができるので、お仕事に行き詰まっている人にぜひ一度は読んでもらいたい作品です。
■社会人の心に刺さり過ぎるセリフたち
そして、『左ききのエレン』といえば、働く人の心に刺さり過ぎるセリフたちにも注目です。
中でも印象的なのは、第9話の「がんばったで賞なんて無いんだから」というセリフ。
営業の流川と衝突して悩む光一と、光一の同期で流川の部下でもある優子との会話の中で、優子は流川の過去を光一に語り、「希望通りの配属となった光一には流川の苦悩は分からない」と言います。
その言葉に対して光一は、「楽しいけど、どんな仕事も楽しいだけじゃない」と反論し、続けてこう言うのです。
「作ったもの以外見せちゃダメなんだ。“がんばったで賞”なんて無いんだから。それだけで評価してもらわないとダメなんだ」と。
仕事とは“成果で判断されるものだ”と言い切っているのです。
このセリフ、頑張っているのに評価されない方、そんな状況にフラストレーションを抱えている方にはグサリと刺さる一言ですよね。
しかも、そんな言葉を言い放つ光一もまたフラストレーションを抱えている一人。この世界では誰一人として“ラクな仕事”をしている人なんていないのかもしれないと思わされます。
まるで自分に言われているみたい――。