戦国武将は縁起が大事!武士道バイブル『葉隠』が教える”首級”の取り扱い方法 (3/4ページ)
だから二番目の者が首級を持ってくるまでは少し待つことにして、距離の遠近を加味した評価を心がけようと工夫したのでした。
また、首帳に一つ分しか記載がないと、その日は一つしか首級が上がらなかった「一ツ首」になってしまう……これを避けたかった訳ですが、その一ツ首とは何でしょうか。
一ツ首を調べてみても、これといった文献など見つからなかったため、現時点では推量するよりありませんが、とりあえず縁起が悪いことは間違いなさそうです。
なぜ一ツ首は縁起が悪いのか?これまた推測ながら「人を呪わば穴二つ」的な意味で、もう一つの首級を味方より贖(あがな)わねばならなかったから?かも知れません。
この「一ツ首」については今後の調査課題ながら、ともあれ一ツ首を避けるため、どうしてもその日は首級が一つしか上がらなかった場合、その首級の髪を二つに分け、それぞれ髷を結って首二つと見なしたのでした。
現代でもパンが4つあったら「4(し)は死に通じて縁起が悪いから、一つを二つに裂いて5つとしよう」とするようなものですね(個人的には「よ・い」「よ・ろこぶ」と解釈しますが)。