神が消えてしまうなんだか不吉な10月の旧称「神無月」。でも安心、留守番役にはあの人が! (3/4ページ)

Japaaan

どうしてわざわざ出雲大社に出張ってそんなことを話し合うのかというと、大国主大神がその理由です。

大国主大神にはたくさんの子供がおり、彼らを全国各地に配置して国を管理させました。そして、子供らが年に一度出雲大社に戻り、その年について報告したり、来年のことを相談したりしたのです。そしてその場に、やがて他の神様も加わるようになったのです。

こんな理由からか、昔から出雲大社は縁結びの総本山でもあります。

ちなみに、このように神様たちが殺到する十月のことを、当の出雲の国(島根県)では「神在月(かみありづき)」と呼ぶそうです。また出雲大社では旧暦の十月十一日から十七日まで「神在祭」という神事も行われます。

「神様不在」の土地を守る、意外なアノ人

さて一方で、出張会議のため神様がいなくなってしまったそれぞれの地域は、どうなっているのでしょう?

神様がいなくなったんだから、きっと悪いことが起こるに違いない……と誰しもが考えることでしょう。まさにその通りで、神無月は病気や怪我などの禍が降りかかりやすいと言われています。また地震を起こす土中のナマズを押さえつける神もいなくなるので、天災にも注意が必要です。

これは、神域でもある神社とて例外ではありません。

普段、神社では鳥居やしめ縄によって結解が張られ、神の力で守られています。しかし神無月はさすがに無防備となってしまい、悪霊が忍び込むことがあるのです。

また、神無月に神社に参拝してもご利益がないと言われています。

しかしそれでめげないのが日本人。神様がぜんぶいなくなってしまうのはあんまりだということで、「留守番」役の存在を設定することにしたのです。

それが恵比寿(えびす)様です。七福神の一人で、釣り竿と鯛を手にしているあの神様です。

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