ホスピス医が語る「納得いく人生」を送るために必要な4つのこと (1/2ページ)

新刊JP

ホスピス医が語る「納得いく人生」を送るために必要な4つのこと(*画像はイメージです)
ホスピス医が語る「納得いく人生」を送るために必要な4つのこと(*画像はイメージです)

人間、いつかは必ず死ぬ。
誰もがそれをわかっているが、その「いつか」がいつなのかは、ほとんどの人は知らない。自分が来月死ぬと思っている人も、来年死ぬと思っている人も、あまりいない。あと数年か、数十年か、自分にはそれなりに長い時間が残されているのではないかと、漠然と考えている。

だからこそ、「一年後に死ぬとしたら、残された時間をどう生きるか」を考えることには意味がある。

■納得いく人生を送るために必要な4つのこと

「人生に締め切りを設けることで、何がやりたいか、何が大切かが明確になる」とするのは、『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』(アスコム刊)の著者で、ホスピス医として3500人以上の患者を見送ってきたという小澤竹俊氏だ。

「死ぬ時に思い残すことのないように生きる」とはよく言われるが、これは言葉ほど簡単ではない。どんなに悔いを残さないように生きても、「あれをやっておけばよかった」「あの時ああ言っておけば」という後悔は多少なりとも生まれてしまう。

また、死に方、死ぬ時の状況も人によって違う。だから、思い残すことがない人生をおくるための共通の方法は、厳密には存在しない。

それでも、小澤氏は人生の最後に「いい人生だった」と思えるようにするために

・自分で自分を否定しないこと
・いくつになっても新しい一歩を踏み出すこと
・家族や大切な人に、心からの愛情を示すこと
・今日一日を大切に過ごすこと

の4つを挙げている。

■思い込みが人生への自己評価を下げる

一方で「いい人生だった」と思うことを阻害する要素もある。
それは「思い込み」だ。
「やりたいことを見つけて、自分なりに努力する」
「誰かの役に立つ」
あるいは、冒頭であげたように「悔いを残さないように生きる」などだ。
もちろん「これだけはやりたい」という最優先事項がある人生はすばらしいし、誰かに必要とされ、役立つ人生もすばらしい。悔いを残さないように生きるという心がけも大切ではある。

「ホスピス医が語る「納得いく人生」を送るために必要な4つのこと」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧