宮崎謙介<巷の陳情>突撃調査隊「低賃金労働者から脱したい」 (2/2ページ)
さて、陳情者さんの「れいわの時給1500円最低補償」についても触れておきましょう。
コロナ禍という状況もありますが、コロナ関連以外でも業績がガタ落ちの企業にとっては、ムリヤリ従業員の給料を上げるなどすれば即、死活問題へとつながってしまいます。
現実的にはまず、賃上げ税制や下請け対策(企業が株主だけでなく、従業員や下請けへの利益配分をしやすくするための環境整備)を先に実行して全体的に賃金水準が上がり、中小零細企業が元気になってきたなぁ、という頃合いを見計らって最低補償へ移行する。これはアリだと考えます。
昔の日本はみんなが中流家庭で、それが日本人の気質に合っていた気がします。分厚い中間層を作ることは悪いことではありません。本当に期待しましょう。
宮崎謙介(みやざき・けんすけ)◆1981年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、日本生命などを経て12年に衆院議員に(京都3区)。16年に議員辞職後は、経営コンサルタント、テレビコメンテイターなどで活動。近著に「国会議員を経験して学んだ実生活に即活かせる政治利用の件。」(徳間書店)。