参院静岡補選「リニア代理戦争」自民敗北で工事はどうなる? (2/2ページ)

Asagei Biz

JR東海と静岡県川勝平太・県知事がリニア中央新幹線のトンネル工事から溢れる「水問題」を巡って対立、開通の見込みが立たなくなっているのは知られるところ。そして今回の選挙は完全に“リニア代理戦争”の様相をていしていたからだ。

「今回、県議から転じて当選した山崎真之輔氏は県議時代にこの『水問題』に取り組んでいた人。だから川勝知事も山崎氏のことを『最も敬愛する弟分のしんちゃん』と呼んで、県知事としては異例の力の入れ方で支援しました。片や落選した前御殿場市長の若林洋平氏には岸田首相が2度も静岡県入りする力の入れようでしたが、結果は川勝知事の返り討ちにあったことで一気に政局になりつつあります」(前出・記者)

 加えてこの選挙区はもともとは自民の岩井茂樹氏が議席を占めていた。ところが今年6月にあった静岡県知事選に「打倒、川勝」で自民はこの岩井氏を送り込み、やはり返り討ちにあっていた。だから自民対川勝の争いで自民からは元参院議員と元市長という2人の浪人を生んだことになる。

 川勝知事としては「水問題」で改めて県民の理解を得た形になるわけだが、当の大井川の「水問題」では、9月26日に行われた国交省の有識者会議では科学的に問題はないとされた。すると静岡県は、「(JR東海が)経済的発展の視点に偏りすぎ」との文章を10月18日に国交省に送ったのだが、文面からすれば半ば難癖を付けているとも言えなくもない。本来なら注目されるべき今回の参院選の投票率も前回に比べて約5%も低下していて、県民ももうだいぶ呆れているのかもしれない。

(猫間滋)

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