槙原寛己「二刀流はやれて30歳まで。あと2、3年で決断の時が来る」 (1/2ページ)
テリー 大谷は大活躍しましたけど、チーム(ロサンゼルス・エンゼルス)は全然ダメだったじゃないですか。来季、大谷はどこか別のチームに行くんですか。
槙原 試合後の記者会見で「もっと勝てるチームでやりたい」みたいなことを言ってましたよね。やっぱりプロ野球選手である以上、優勝したいって気持ちは絶対にあるんですよ。10月にドキドキしたいし、しびれたいんです。
テリー そりゃあ、そうだよね。
槙原 どんなに好投しても勝てないとか、フォアボールで歩かされてばっかりが続くと、どうしたって勝ちに飢えてきますし。個人的にはヤンキースの大谷も見てみたいですけどね。
テリー いいですね。
槙原 ただ、例えばアメリカン・リーグの東海岸のチームに行ったとしても、寒いから今季みたいなパフォーマンスが出せるかどうか。気候の違いは不安ですよね。
テリー 24時間、野球のことしか考えてないって言われてる男ですから、自分でもよくわかってるでしょうね。
槙原 またエンゼルスも補強はするでしょうし、本来3番とか4番を打ってたトラウト選手がケガから復帰してくれば、チーム状況も変わりますからね。
テリー そうすると残留。
槙原 おそらく大谷にはエンゼルスが破格の契約条件を出すと思うんですよ。もしコロナがうまく終息すれば、ディズニーランドとセットのロサンゼルス旅行なんて目玉になりますからね。スタジアムでエンゼルス戦を見て、ディズニーランドに寄って、ちょっと足を伸ばせばサンディエゴ(・パドレス)でダルビッシュも見られますから、あのへんはほんとにいいんですよ。
テリー 槙原さんは毎年メジャーの取材でアメリカに行ってるから。
槙原 戦力としてはもちろんですけど、大谷にはそういう価値もありますよね。
テリー 今季みたいに来季も二刀流で活躍できますか。
槙原 僕は、やれて30歳までだと思いますけどね。