葛飾北斎の『富嶽三十六景』を彩る鮮やかなブルー ”ベロ藍”!実はドイツで誕生した偶然の産物? (3/3ページ)

Japaaan

『富嶽三十六景 相州梅澤左』葛飾北斎(浮世絵検索)

『相州梅澤左』は富士山と鶴という縁起の良い題材をベロ藍の濃淡で描いた一枚だ。梅澤とは神奈川県の大磯と小田原の間にあった休憩所で、茶屋が多く並び旅人で賑わった。

『富嶽三十六景 常州牛堀』葛飾北斎(浮世絵検索)

続いて紹介するのは、現在の茨城県潮来市に残る牛堀から富士山を眺めた『常州牛堀』。
季節は冬。冬のきんとした冷たい空気がベロ藍で見事に表現された作品だ。
冬の朝の何気ない一コマからは、船の上の男性が米のとぎ汁を流す音と、それに驚いた二羽の鷺が羽ばたく音が聞こえてくるようだ。

ベロ藍の一色刷りとして売り出された作品でも、後から多色刷りとして新しく販売されたものもある。同じ作品を一色刷りと多色刷りそれぞれを比べて鑑賞するのも面白いかもしれない。

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

「葛飾北斎の『富嶽三十六景』を彩る鮮やかなブルー ”ベロ藍”!実はドイツで誕生した偶然の産物?」のページです。デイリーニュースオンラインは、葛飾北斎江戸時代カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る